会社を知る

活躍する女性社員

商品開発室長 M・Tさん
[2000年入社]
女性が活躍するためには
20代から自分の価値観を
考えてもらいたい

産休・育休は私が最初に取得しました

私が産休・育休をとったのは2008年5月から2009年5月までの期間です。ピックルスコーポレーション全体で、最初の事例になります。当時は、今ほど女性に対する制度が定まっていない時代で、社会全体を見ても結婚や出産を機に仕事を辞める女性が多かったように思います。実際、ピックルスコーポレーションでも、産休・育休を取る・取らないの前に確認すらせずに辞めていった女性がたくさんいました。私の場合、仕事は一生続けると決めていたので、結婚・出産をしても仕事を続ける方法を模索し、総務と確認しながら申請を行ったという流れになります。

休むことに対する不安は少なからずありました

産休・育休の場合、1年間会社から離れることになりますから、もちろん不安はありました。当時、開発室の中に企画開発課という部署が立ち上がったばかりの時期でした。また、商品のアイテム数も多いし、開発する数も多い。その中で1年間、離れるということは、復帰したときに会社の流れについていけるか、という不安でしたね。なので、復帰しても現場にすぐに戻れるよう、会社とのやりとりは継続していました。2~3か月に1回は自主的に会社にきて情報交換をするなどして、復帰に備えるようにしていました。

復帰後は時短勤務で働けたので助かりました

1年間の産休・育休を経て、復帰したのですが、子どもが小学校に入るまでは時短勤務で仕事をしていました。9:30~16:30までという時間体系ですね。朝も遅く出社して、夕方も早く帰れるので、とても働きやすかったですね。ただ、復帰した直後は、1年間のブランクによって想像以上に身体がついていかなかった記憶があります。自分に対する無力感というよりは、周りの期待に応えられていない自分への不甲斐なさは感じていました。ただ、そのブランクは毎日仕事をしていれば戻ってくるものなので、特に焦ることはなかったです。

両立には仲間の支援が重要です

仕事と家庭の両立については、仕事をしているとどうしても子どもと物理的に一緒にいられる時間は限られるので、できる限り、一緒にいる間にコミュニケーションを取るようにしています。家族の時間と仕事の時間をうまくやりくりするよう心がけています。たとえば、娘が宿題をしているのを見ながら、パソコンでメールチェックなどの仕事をしたり……。やはり、子育てと仕事の両立を考えると、会社というよりも一緒に働く仲間の支援のほうが大事だと感じます。私が在籍している開発室は女性社員が多いので協力してくれますね。子どもが病気のときなど、仕事を手伝ってくれますし。会社としての制度よりも、仲間の気遣いのほうが大切だと思います。

20代のうちにライフプランをたててもらいたい

これから入社してくる女性に言いたいのは、できる限り、20代のうちに自分のライフプランを立ててほしいということ。人それぞれの価値観がある中で、自分がどうなりたいか、どう生きていきたいかを考えてもらいたいと思います。なぜなら、女性は必ずライフスタイルの変化とキャリアの変化が重なるときがくるから。そのときに自分の価値観に合わせてどの方向を選ぶのか、ということがとても大事だと考えています。これからも、そういったことを若い女性に伝えていかなければいけないですね。