PEOPLE&WORKS

ピックルスの名で世に送り出す
商品に妥協はできない。
目指す味を最後まで、
とことんつくり込む。

T.M. 開発室 企画開発課
2013年入社 / 園芸学研究科修了

学生時代の専攻はバイオ系。研究テーマは食に関係するものではなかったが、就職活動時、生活に身近な分野の企業を回る過程で、食品メーカーの開発職を目指すようになる。ピックルスを志望したのは、野菜の元気を届けるという経営方針に共感したため。入社後は開発室開発課で惣菜を担当し、2015年に企画開発課へ異動。

これまでにない味づくりに挑戦し、
自社ブランドを育てていく使命。

首都圏のスーパーで販売されるあさづけや、全国展開される「ご飯がススム」シリーズなどのNB(自社ブランド)商品を、年間スケジュールに沿って開発しています。次年度のラインナップをどうするか。毎年6月頃から、課のメンバー全員で来期商品の年間計画を立てはじめ、コンセプトの起案、試作、パッケージデザイン・売価の検討、上層部へのプレゼン準備…。活発に意見を出し合い、一丸となって進めています。

新商品の創出や現行商品のリニューアルなど、開発の切り口はさまざまですが、近年力を入れているものに、他の食品会社などとのコラボレーション企画があります。2015年に販売された人気キャラクターとのコラボ商品「ご飯がススム ふなっしーの梨キムチ」も、そうしたアイテムの一つです。スタンダードな「ご飯がススム」は、りんごを使った甘みのあるおいしさでご好評いただいているピックルスの看板商品。そんな「ご飯がススム」らしい味わいをキープしつつも、梨の果汁の風味が感じられる商品を生み出すことが、開発のテーマとなりました。ただし、一口に国産の梨果汁と言っても、産地や品種によって風味は多様。どの果汁を、どれくらい使うのがベストなのか。種類を変え、分量を変え、試作を重ねる必要があったのです。

手を動かし、試作を重ねた分だけ、
商品は良くなっていく。

試行錯誤の末に味の骨格を固めた後にも、難題が待っていました。保存性の問題です。賞味期限は「製造日+20日」を目標にしていましたが、検証をしてみると、設定期限ギリギリしかおいしさを保てないことが分かったのです。

安全性を担保するためにも、あと8日は保存期間を延ばしたい。しかし、発売日は迫っている。すぐに何とかしなければ…。保存性は酸の強さによって変わるため、梨の風味はそのままに、㏗だけを下げようと、調味料の配合を細かく調整していきました。こうして完成した梨キムチは、ふなっしーとのコラボという話題性もあり、多数の得意先で導入されることに。そうして消費者の皆さんに手に取っていただけたのも、最後まで諦めない強い気持ちがあったからこそ、と思っています。

自分の手を動かして試作を重ねた分だけ、良い商品を生み出せるのが、開発という仕事。これからも自分が目指すおいしさを、妥協することなく追求していくつもりです。そして、もちろん新しい挑戦も。個性が光る、ピックルスならではのものをつくっていければ、と考えています。